こんばんは、相原一希です。
XPS13 プラチナモデルがやってきて、早2日目。
前回は、XPS15 プラチナハイエンドモデルでのレビューだったので、
作業環境をごっそり移動させてのレビューとなったため、
やはりハイスペックのいいところばかりが目立ち、
とても快適だったのですが、
事務用のマシンにDELL Audio(MaxxAudio)があることが発覚し、
ハイレゾ音源を流しても普通に良かったので、
今回からは、オーディオ面でもメスを入れていきます。
まずハイレゾ出力用に、排他的モードの設定を行おうとしたところ・・・。
この2種類の信号でしか出力ができないことが発覚。
そして、MaxxAudioのフロントエンドプログラムも実装はされているものの、
このように、Bass、奥行き、ストリーミングのノイズ低減・圧縮の復元の機能しかありませんでした。
南無南無・・・。
まあ、レビューしなくては話にならないので、
Amazon Musicのデスクトップアプリをダウンロードしてインストール。
Opusコーデックで、ULTRA HD音質の音源ではありますが、
48KHz/24bitの出力しかできないので、
準ハイレゾ相当の出力しかできないという状況。
まずはスピーカーから出力させてみることに。
MaxxBassを0からMAXまで可変させてみるものの、
低音の出力が、おそらく、20Hzよりももっと高いところからの出力のスピーカー特性のため、
大きな違いはみられませんでした。
私の耳の感覚値で周波数特性は、25Hz~23KHzくらいの印象。
せっかく4Kディスプレイで、ストリーミングサービスなどで高画質・高音質で寝っ転がって観たいのに、
空前絶後の軽さを実現したがゆえに、音響性能が台無しなので、
少なくとも音響性能については、ビジネス用PCの域を出ないです。
次、ヘッドフォンで再生することにしますが、
DSEEが効いてしまうので、今回はゲーミングヘッドフォンの、
Kraken Pro V2を使用してのレビューを書きます。
もちろんハイレゾヘッドフォンを使えばもっといろいろなクセが見えてきますので、
それは記事の後半で!
まずステレオプラグを端子に差し込むと、
何を刺したのかを聞いてきます。
ヘッドフォンのオーバーイヤーヘッドフォンなので、それを選んでOK。
MaxxBass・詳細(奥行き)と10バンドイコライザー以外で音質を触ることはできず、
むしろ、MaxxAudioを無効にして、普通に聞いたほうが音がいい。
ちなみに、Kraken Pro V2の周波数特性は以下の通りで、
周波数特性:12 Hz ~ 28 kHz
普通のヘッドフォンよりは、低音の出もよくて、高音もやや引っ張ってくれる、
まさにゲーム向きといった感じの特性ですが、
このインピーダンスも決して大きくない32Ωのオーバーイヤーヘッドフォンであるにも関わらず出力部分が大きくを足を引っ張っていて、
性能をフルに生かせていないどころか、FMトランスミッターを経由したような音質に劣化して聞こえるという体たらく。
これはマジであかんて。
では、もっとハードルを下げます。
1000円台でハイレゾ音源対応になっている、確かタワーレコードと共同開発したとかいうイヤホンに変更して聞いてみる。
ちなみに、このイヤホンですが、値段の割にしっかりと高音部が聞けるので、
色違いで5つくらい壊れた時用に買いだめしている割と気に入ってるやつ。
音源と条件は同じで、MaxxAudioの補正ONとOFFの状態で聞き比べる。
FMトランスミッターから、AMラジオの音質まで低下しました。
ちょっと!DELLさん?正気!?
確かに、ゲームするようなPCじゃないけど、
Core i7-1065G7 1.5GHzにIris Plus Graphicsを同梱して
4Kディスプレイまで積んでいるのは一体何のため?
もうどうせならイヤホン端子すら要らんわって思ってしまった。
ビデオ会議くらいにしか使わないんでしょう?
っていう感覚だとしたら、4K のディスプレイは無用の長物だし、
Core i7-1065G7を積む意味も皆無。
だったら、Core i5 の10世代で、メモリ16GBにSSD512GBくらいで、12万くらいで実現してほしい。
少なくともプラチナモデルということで、価格設定は高いです。
第11世代に進化したモデルで、22万円+税。
正直ショックでした。
Core i3 5世代のInspiron 15インチは、ハイレゾ規格での出力ができるオーディオ性能が備わっているにも関わらず、こちらは約7万円ほどで購入。
対して、今執筆しているXPS13はその3倍以上の値段で売られている代物。
劣化しちゃあかんでしょ。
開発担当者さんはどういう意図でこの構図にしたのか意見を聞かせてほしい。
ゲーミングPCにしては非力すぎるし、ビジネス用途だとしたらオーバースペック。
どの層が買うねん。っていう。
私からすると、画面はきれいだし映像美はわかる。
軽量で薄いし、USB PDにも対応しているし、処理もサクサク動くSSDに大容量メモリ。
3年いや、5年は使えるスペックであるのは認めよう。
ただ、仮に5年使ったとしても、
1台20万円オーバーのビジネスPCをたくさん社員に持たせられる会社や、
あるいは個人事業等で持ち歩ける層がどれだけいるのよっていう話でもあるし、
少なくとも現実的じゃないのは確か。
そりゃあ、会社で大口でDELLのPCを導入する会社は、選んだとしてもミドル止まりになるでしょう。
それ以上の作業をする必要があるならば、クリエイターPCやMac、ハイエンドPCをBTOで注文するでしょう。
だから今回のXPS13 9300モデルのプラチナモデルの購買層がまるで見えてこない。
ハイエンドだぞ!すげーだろ!?ワイルドだろ!?っていうスペック厨でも買わない。
ちょっと記事を書きながら、頭を抱えてます。
DELLってこんなにマーケティングや、製品づくりがヘタクソだったの?
とアンバサダーとして必要な知識は有している方ではあると思うけど、
今回ばかりは、表面ばかりのいい点以外何も見つからない。
だって、Office 入れたら、26万円コースだよ?
それでゲームの標準設定ですら満足に動かない程度のグラフィックチップ。
ただ、メモリとSSDのストレージ容量はたくさんあるし、
CPUも8スレッド流せるモバイルハイエンドCPUである必要性が見えない。
これは困ったぞ。2日目でネタが尽きてしまいそう。
こうしている間にも、どんどんと発熱していて、キーボードのG、Hのキーのあたりは、湯船につかっているんじゃないかと思うくらい熱い。
膝の上で使おうなんて思わない方だいいです。
省電力設定で使えばきっと・・・と思うのですが、
それって本末転倒では?ということもあり、電源設定はバランス固定を貫きます。
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