端末が増えてきたのと、配信の時に音量確認などをしようと思ったので、
手ごろな値段でそろえるならということで、
NAGAOKA P908x2本/P908Mx1本を購入して、
すでに手元にあるP908M(1年半ほど使用)のものと比べてレビュー記事を書きたいと思います。
1.製品外観
今回購入したのはこの3つ!
P908(パステルグリーン・ローズピンク)
P908M(レッド)
製品仕様は
密閉型ダイナミック型
10mmドライバー
再生周波数帯域 5Hz~80kHz
インピーダンス16Ω
音圧感度80db
プラグは3.5mmステレオミニプラグ(908Mは4極のステレオミニプラグ)
一応左右の表記も本体に記載されていますが、逆に差しても普通に使えます。
イヤーピースは、S、M、Lサイズが付属しています。
2.レビューについて
今回のレビュー記事は、ハイレゾ対応ということですが、
DSD等の再生ができるプレーヤーやポータブルアンプを通せばどんなイヤホンでもそれなりに聞けるものですので、
どちらかといえば、比較的皆さんの身近にあるもので音のレビューを書いていきます。
〇Redmi Note10 JE
〇OPPO A73
〇iPhone SE2(Belkinイヤホン変換プラグ使用)
〇Lenovo X270ノートPC(出力設定は96kHz/24bit<Windowsでのサウンド設定のみ>)
再生する音源
Amazon Music Unlimitedにて視聴可能なULTRA HD音源
〇Offcial髭男dismーPretender
〇Adoーうっせえわ
〇LiSAー明け星
こちらをすべての端末で視聴したものになります。
3.取り回し
ケーブルが120cmということもあり、長すぎず、短すぎずちょうどよいです。
ポケットに入れる際にはスマートフォンの端子の位置によっては、ケーブルがポケットの出口側に向くように収納する必要がありますので、必要に応じてL字の変換ケーブルなどをご用意ください。
※3極端子はP908・4極端子はマイク付きのP908M
4.マイクの位置
私の場合は、マイクの位置は耳にイヤホンをつけて、あごの下あたりの位置に来ます。
音は割と拾いますが、車で移動中などのロードノイズもある程度拾いますが、
耳で聞いているよりもぐっと抑えてくれるので、
高速道路や未舗装道路とかでない限りは、普通に会話は可能です。
5.気になる音質
P908M(1年半ほど使用)
P908(新品)
P908M(新品)
ROUND 1:まずは、新品対決!
P908(新品) vs P908M(新品)
これは、意外だったのですが、
通話することを想定した出力特性になっているのかと思うくらいに、
P908Mの方が音圧が出てる印象(ロック系のドラムがしっかり鳴る楽曲向きな感じ)
Adoーうっせえわ に向いてるのはP908Mです。
でも全P908が劣ってるとかそういう話じゃなくて、
P908はP908Mと比べて全体の音の味付けがまろやか(女性ボーカルや高いキーの曲はこっちの方が得意な感じ)
※波形にするとこんなイメージ?
P908Mの方がドンドンと低音が響く感じ。
P908は高音に対しての伸びを少し感じる。22.05kHz~44.1kHzの間は少し落ち込むような聞こえ方がします。
LiSAー明け星のコーラスパートの聞こえ方がまろやかなのは、P908。
P908Mだと少しシャリシャリした感じがあります。
Official髭男dism-Pretenderのサビ手前の
「もっと違う設定で もっと違う関係で~」
のあたりの音のずっしりくる感じはP908Mの方がしっかり聞こえます。
P908はボーカルのが少しぼやけて聞こえるそんな印象。
ROUND 2:次はエージングはどうなのか!?
P908M(新品) vs P908M(1年半ほど使用)
様々なサウンドを聞いたり、マイクで通話したりなど割と酷使したP908Mの出力特性の方が味付けがまろやかな感じになりました。
新品の高音の少しキンキンと鳴る感じがトゲが取れたような味付けに。
それでいて、低音もずっしり響く。
ある程度使用しているうちに音のトゲが取れるのはどのイヤホンにもある程度共通する特徴ではありますが、正直1280円のイヤホンでここまではっきり分かる違いが出るとは思っていませんでした。
※波形にするとこんなイメージ?
ROUND 3:端末によって変わるか!?
〇Redmi Note10 JE
〇OPPO A73
〇iPhone SE2(Belkinイヤホン変換プラグ使用)
〇Lenovo X270ノートPC(出力設定は96kHz/24bit<Windowsでのサウンド設定のみ>)
この4つを使用しましたが、いちばんキンキンと響いてちょっとアレだったのは、
Lenovo X270でした。
Windowsのサウンド設定で一応ハイレゾ出力をするように設定しましたが、
そもそも設定どうこうの話ではなくて、サウンドチップの品質の問題な気がします。
Redmi Note 10 JE
iPhone SE2(Belkinイヤホン変換プラグ使用)
どちらも全般的に伸びのある耳障りのいい音を鳴らしてくれました。
iPhoneはさらに音がまろやかに鳴る印象。バランスが良い!
女性ボーカルやキーの高い音が鳴る音は、Redmi Note10 JEの方が得意なようでした。
OPPO A73
中音域はすこし抑え目で、低音と高音部をしっかり鳴らしてくれました。
どちらかといえば、ロック系のドラムがガンガン鳴り響く系の曲が得意かもしれない。
6.まとめ
先ほども少し書きましたが、正直1500円前後のイヤホンでここまで明らかに違いが出ることに正直言って驚きを隠せないです。
他のメーカーさんだと1500円前後のクラスだと、せいぜい20~24kHz程度の出力特性のものが多い印象なので、
1500円クラスでハイレゾ対応を謳うだけあって、高音もしっかり出ています。
もちろん、大前提として、大手メーカーさんの1万円以上のハイレゾイヤホンと比較するとやはりそこは分が悪いのは事実です。
ただ、1500円前後のクラスでこの出来だったら十分すぎるというか、
もっと高くてもいいのでは?と思ってしまうレベル。
そして使っていくうちに耳にしっかりとフィットするトゲの取れた音に変わっていくのも確認できました。
人間の耳がそんな高音域の音が聞き取れるのか?・・・。
だったら、割り切って24kHzくらいまでのイヤホンでいいやん・・・。
という意見があるのも十分理解していますし、
私の耳も年齢による劣化は十分考えられますが、
割と音はしっかり聞き取れる方だとは思うので、
せっかく面白い商品を見つけたのと、NAGAOKAさんという、
レコード針のメーカーさんが作った、エントリーモデルの価格帯の製品と出会えたのは本当に良かったと思ってます。
レコード針もかなり精密な精度が要求される商品ですので、
こだわりが山ほど詰まったイヤホンが1500円台で買えるのはもはや革命と言ってもいいと思います。
AirPodsやワイヤレスイヤホンの普及で、
有線のイヤホンを持ち運ぶ機会は減ったかもしれません。
でもハイレゾ準拠のイヤホンはワイヤレスにしても、有線にしても高いのは事実です。
エントリークラスの価格帯で、この仕上がりがほんとに在庫があるうちに1本は確保しておくことをお勧めします!
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